お知らせ&日々つれづれ

2022/03/26

転がる犬に苔は生えない ー食べたい物はなんですか?ー

転がる犬に苔は生えない ー食べたい物はなんですか?ー

新たな難題が・・・で前回のブログは終わり、今回はその内容を。

 

散歩時の歩行距離を伸ばすべく行きはカート帰りは車いすで自分で歩いてもらうという作戦を始めたのですが・・・

 

もちろん歩きます。

歩かないと帰れませんので・・・(カートに乗せないという若干スパルタな飼い主(;^ω^))

 

でもぉ・・・ご飯というか食欲がガタ落ちなんです。

そうなると、体力の消耗へつながるので悩みました。

 

一旦、カートは使わず行けるとこまで行って帰ってくるを1週間ほど続けて、その間もドライフードを手に乗せて差し出してました。

 

気持ちが乗れば食べてくれるので。

 

でも、5粒とか…(T-T)

 

むぅ…どうしようか。食べたくないのに無理に食べさせるのは自分が考えるケアに反する。

 

今まであげてたものを手を変え品を変え…

なかなか難しいです。

 

そーするうちに、またまた中獣医の先生に診てもらう日に…

 

先生に相談するといろいろ食べ物を提案してくれました。

 

えー!というような物もあります。

 

その中で選んだのは…

 

 

「ローストビーフ」

 

 

食べたことなーい!私が・・・(-_-;)

 

だけど、選んでよかった!バクバク食べました!

嬉しい!嬉しいけど懐がさみしい(´;ω;`)ウッ…

 

もしや、ローストポークでも大丈夫???

 

ダメだったら人間が食べられるので、これも試してみました。

 

食べたー!良かったー!

 

ここから少し食欲が戻り、まぁ、腎臓病もあるので食べたいものは定まらない傾向はあるのですがしばらくは続けて食べてくれそうです。

 

 

腎臓病で食べムラあって、なかなか食べてくれるものが見つからない時、そして主治医に「なんでもいいから食べさせて」と言われたら、人間の食べ物であっても食べてもらえるのなら与えてもいいかなと思います。

 

ここは飼い主さんと主治医と相談してもらわないといけませんが・・・

 

 

私はいろんな物を与えました。

茹でた魚はもちろんだけど、竹輪・ヨーグルト・卵豆腐・プリン・カニカマなどなど

 

今はまた嗜好が変わってdbfの「ひな鳥のレバー」と「ささみとレバー」の缶詰を以前食べてたドライフードに混ぜてあげてます。

 

 

きっと、また嗜好が変わると思います。

その時は何をあげようか・・・今から探しておこう。

 

 

 

 

横須賀で1dayワークショップを計画しています。

まだまだ先になりますが、飼い主さんとワンちゃんが癒されるようなものにしたいなと思っています。

決まりましたら案内を載せますので、楽しみにしていてください。

2022/03/08

ホリスティックケアとは

ホリスティックケアとは

ホリスティックケアという言葉をどれぐらいの方がご存知でしょうか。
私の活動内容もホリスティックをベースにしたケアをお伝えしているのですが、言葉の意味を理解していないと1点に集中したケアになりがちです。

ホリスティック(Holistic)はギリシャ語で「全体性」を意味する「ホロス(holos)」が語源となっています。

病気や症状そのものだけでなく、その人全体を見ることが大切。
その人の性格や考え方、生活スタイルなど全てを見ていきます。心と身体すべてがつながっていると考えていろんな方向からのアプローチをしていきます。
もちろん、「していかない」こともあります。

これは人間のみならず、動物に対しても同じです。

そして、ケアをしてくれる飼い主さんの影響も受けることもたくさんあります。
思いつめたようにケアをする飼い主さんの影響を受けて、動物も思いつめたような気持になります。

こういった全てのことが繋がり、なかなか快方に向かわなかったりします。

Holistic Care for Dogs & Owners LINO では身体的な面のみならず、精神面など全体的なケアをすることでその人・動物自身の生命力や治癒力を高めていけるようお手伝いします。

 

Holistic Care for Dogs & Owners LINO

 

2022/02/17

転がる犬に苔は生えない ー肺への転移は?ー

転がる犬に苔は生えない ー肺への転移は?ー

あっという間に2月も中旬へ・・・

 

先月中旬ごろにかかりつけの病院へ皮下補液に行った際、先生から「患部が少し柔らかくなってるような。」と言われて。

いつも相方が病院へ連れていって私は猫とお留守番。

 

故にこの言葉の意味するところがあまり分からなくて、中獣医先生のところに行った際にその旨を伝えたところ、先生も確認して腫瘍科の先生に再度診察をすすめられました。壊死の心配・・・

 

腫瘍科の先生はいつも在院されているわけではないので、おられる日と自分たちの予定と合わせてみると行けるのは3週間後。

ちょっと間があいてしまう。

 

それまでの間も、散歩も行けてご飯も食べて調子の良いKeithは、調子が良いがゆえに調子に乗ってロープ遊びをして後ろ足で立つという行動をとります。飼い主としては「やめてー!」と冷や汗ながす。

 

どうどうと落ち着かせようとするんだけど・・・なかなかね。難しいですね。

 

 

で、先月末ごろにはしゃぎ過ぎて、たぶん、骨にひびが入ったか少し折れてしまったかしたかもしれません。

 

左脚を着地しないようにし始めて、元気も下がった感じになりました。

 

 

そして、腫瘍科の先生に診てもらって・・・

ひびの話もしましたが、まぁ、手術ができる状態ではないので脚のレントゲンは撮らず、肺のみ。

 

幸いにも肺への転移はなく、壊死もこれといって見受けられない感じでした。

 

そこはもう一安心!

 

なのですが、目に見えて散歩時の歩くスピードがガタ落ち。

車いすにあまり乗りたがらない。でも、乗せないと右後ろ脚のみでピョンピョンという感じ。

すぐに帰りたがります。

 

帰り道はわりとスムーズに歩く(もちろん左後ろ足は使いません)ので、そこを利用して行きはカートに乗せて少し離れたところまでいき、帰りは車いすに乗ってなるべく歩いてもらうという作戦!

 

なかなかイイ作戦!と思ったのだけど・・・

新たな難題が!

 

 

2022/01/06

転がる犬に苔は生えない ー治療法の決断ー

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今回は治療の決断について・・・

 

みなさんも治療方法の決断には悩むと思います。

 

飼い主の私たちは病気について、どのような症状が出るかなどはネットで情報を得ることが今は可能になってきてるけど、治療法の種類、そのメリット・デメリット、どれほど大変な治療なのか、どれぐらいの費用が必要なのかなど質問もなんとなく躊躇してできなかったりしますよね。

 

なかなかすぐに決められない重い病気は特に悩みます。

 

 

うちの場合は、骨肉腫という病名が出たとき

・わりとすぐに肺に転移する可能性大

・だいたい最短で2か月の余命

・この後は希望されれば2次診療へ

・2次診療しない場合対処療法になる

 

などの説明でした。

 

 

どの治療法が最善か・・・なんていうのは不毛な悩みで、その時にやろうと思う治療が最善なのかもしれません。

 

私たち家族はどちらかというと「少しでも長く一緒にいるためなら何でもする」というスタンスではないです。

なので、抗がん剤治療などは選択肢としてはあまり考えませんでした。

理由は・・・なんていうか、やはり自然ではないと思うから・・・

 

これ以外の言葉が見つけられなくて、疑問に思う方もいるかもしれないけど・・・

中獣医の先生には「ここまでこれたのは、やっぱり飼い主さんがドンと構えているのと化学的な治療をしてこなかったから。奇跡だよ、これはもう!」と言ってくれました。

私たちの選択を後押ししてくれるような言葉に勇気づけられました。

 

 

 

最近少し痛みが大きくなってきたのか、脚を上げて歩行するようになりました。

むぅぅぅ

 

 

2022/01/05

転がる犬に苔は生えない ーどーする?断脚ー

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あけましておめでとうございます。

 

ブログを10月あたりからちびちびと書いてはいたのですが、なかなか進まず、あっという間に年が明けてしまいました( ;∀;)

 

 

こんなボケボケでのんびりなブログですが、今年もよろしくお願いします。

 

 

 

さてさて、Keithの脚のお話。

 

断脚するかどうか・・・

 

インスタをご覧になってる方はご存じの通り、結果を先に言いますと断脚はしていません。

結果的にそうなったのですが・・・

 

 

「断脚」という言葉のイメージにはやっぱり、負のイメージがありますよね。

 

可哀そうとか、悲壮なイメージといいますか・・・

 

 

でも、犬たちは脚が1本なかろうともその時を一生懸命生きるのだ!

私はそう考えます。

 

 

 

断脚のメリットとしては、痛みを除去できるという事が一番大きいです。

骨肉腫による痛みというのは、獣医師の方のお話によるとかなりの痛みのようで、患部も弾けてしまうこともあるとか・・・

激しい痛みを紛らわすため、あらゆる行動も予測されます。

攻撃行動や夜鳴きなど・・・

 

骨肉腫を抱えている全ての犬がそうとは限りませんが、最悪どのような状態になるのかという事を知っておくのは悪い事ではないと思います。逆に知っておいたほうがいいかな。

そうなる事を悲観するのではなく、どういう対処をしていくかを考えることが重要で・・・

 

痛みを除去した先には、3本脚にはなりますがお散歩を楽しめたり、食欲増進など嬉しいことが待っているでしょう!

そうなるとQOL=生活の質があがります。

 

 

そして、デメリットは?

3本脚になったことによる、体の歪み・・・とか。

身体の歪みは内臓にも影響していくので、私はわりと重要視しています。

 

 

あと、考えられるのは?・・・うーん・・・なんだろうな・・・

その時は思いつかなかったのですが、周りの好奇の目でしょうか。

今、Keithは補助輪を体に装着して散歩しているのですが、特に犬を飼っていない方は(偏見⁈)ジロジロ見てきます。車を徐行してまで・・・

 

まぁ、珍しいのは分かりますけどね。

補助輪が赤いから目立って、余計に目につきやすいのかも。

 

人それぞれ快・不快に感じる事などは違うので、メリット・デメリットも違う。

私の考えは参考程度に。

 

 

いろいろ考えたり、話し合って出した結論は「断脚する」でした。

 

病院に行って先生に断脚手術のお願いにいき、その場で血液検査をしたのですが、なんと!腎臓の数値が高かった。

これでは手術に耐えられるかどうか・・・という事で、手術日までの2週間、2~3日/1回の割合で皮下補液をすることに。

 

なかなか、すんなり事が運びません。

 

 

2週間後、改めて血液検査・・・結果、数値は良くならず逆に高くなってしまっていました。

 

先生曰く、手術はできるけど五分五分。

手術をして、そのまま会えなくなってしまう可能性を考え、断脚はせずにターミナルケアをしていくことに変更しました。

 

診察後に先生が待合室まで再度出てきてくれて、私たちの決断に寄り添ってくれる言葉をかけていってくれて、とても心強かったです。

 

もちろん、この先にかなりの痛みが出てきた場合のケアは私たちがしていくのだけど、「断脚していればな・・・」と思うこともあるかもしれないけど、先生の言葉は ふッと気持ちを軽くしてくれました。

 

 

どんな治療法が正解か、どんな看護が正解か。いろいろ悩むことは多いと思うけど、自分が選択した事が正解だと思って過ごす。

 

そこが1番大事なのかなと思います。

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